私たちが日ごろよく広東料理といいますが、この広東料理は「広州料理」、「潮州料理」、「東江料理」、「順徳料理」という広東省内の各地の料理を総称して広東料理と言っています。その中でも現在の広東省仏山市順徳区は昔から料理人の村といわれ多くの料理人を輩出したことで知られています。福臨門の総料理長 羅安も順徳の出身。
そして番禺(ばんゆく)という聞きなれない町はこの順徳に隣接する町です。現在の広東省広州市番禺区、実はこの町、福臨門の創業者である徐 福全の生まれた町なのです。この番禺からnorth pointにあった石鹸工場で働くために香港へ渡った徐 福全が後に料理の道を志、香港の名だたる富豪のために腕をふるった「徐福記」こそが現在の「福臨門酒家」の前身。
さてさて、歴史の話はこれくらいにして。なぜ番禺の話をしたかといえば、前回香港へ行った際に社長の一番上のお姉さん(以前はケータリングの仕事も社長と一緒にやっていたバリバリの料理人)から番禺料理を教えてもらったからです。広い香港福臨門の点心エリアの一角をかりてちょっとした料理教室です。
作った料理がこちら↓
おからにのような食感の餡を、皮で包んで蒸すというなかなかシンプルな料理です。蒸しあがると皮がとろとろにとても柔らかくなって、味は甘味もしょっぱさもあるまさに田舎料理といった味わいです。料理の名前をちゃんと聞けなかったのが残念なのですが、とても思い出に体験が出来ました。



