アーカイブ 11月, 2009

フカヒレの話

先週フカヒレが香港から到着したことを書きましたが、今回は少しだけフカヒレのことについて書こうと思います。

私たち日本人が想像するフカヒレというと”フカヒレの姿煮”の料理名の通り三日月やブーメラン型のヒレを想像することが多いと思います。もちろん私もこの仕事をするまでは、フカヒレは三日月型をしていてそれをそのままの姿で調理したものがフカヒレの姿煮なんだと信じていました。

でも、香港から届くフカヒレは乾燥した状態でも30cm以上はあるヒレ、そのままではお皿にのるサイズではありません。そしてもう一つ、フカヒレと一言でいっても大きさや色、形の違う沢山の種類と名前があることに驚きました。

 

フカヒレ(魚翅)とは一般的な総称で、”包翅”と”散翅”の二種類に別けられます。包翅は主にサメの背びれと尾びれの部分で一本一本のヒレがある程度一緒になって形になっており、散翅は主に横ヒレの部分でヒレの繊維一本一本がバラバラになっているヒレのことです。包翅はさらに、”排翅”=小さい包翅と”裙翅”=大きい包翅に別けられているようです。

フカヒレについて勉強しようと、香港や日本でいろいろな本を探しましたが詳しく書いている本がなかなか見つからないんです。なぜだか、ヒレの部位によって別けられる名前、乾燥状態でのヒレの名前、調理された後のヒレの名前、ヒレの形で別ける名前、サメの種類で別ける名前などなど、フカヒレには皆が勝手につけて好きに呼んでるのではないかと思われるほど沢山の名前があります。そんなこともあって私たちがフカヒレとまとめて認識してしまってるのではないのでしょうか。 

さてさて、沢山あるフカヒレの中でも日本の福臨門で主に使っているのが上の写真の6種類です。写真で見ていただくと一本一本になっているものと一つのヒレになっているものがあることがわるかと思います。左下のヒレは、荷包翅(財布型フカヒレ)という名前のフカヒレで一般的なフカヒレの姿煮に一番近いフカヒレです。

料理をするとこんな感じになります。

たまにお客様から姿煮じゃない!!とお叱りを頂くことがあるのですが、これが福臨門での”フカヒレの姿煮”です。 もちろんこのヒレもそのまま何もしなければ一般的な姿煮に出来るのですが、乾燥状態から戻したフカヒレの食べられない部分をきれいに取り除いていくとどうしてもバラバラになってしまい、なんとか姿の形にもどして調理をすることが精一杯の姿煮です。

そして、海虎と書かれた右手前のフカヒレが散翅(バラバラのヒレ)の最高クラス、タイガーシャークのヒレです。

一見麺の様にも見えますが、これがヒレについた脂肪や余分な部分を丁寧に丁寧に取り除いて一本一本の繊維の状態にしたものです。もうここまでくると、サメの魚臭さは一切なく赤酢なんて絶対に必要ありません。上湯スープを注いで食べる極上のフカヒレ料理です。

香港では、フカヒレや干し鮑などの高級乾物は中国需要の急増から値段が日々上がっていますが、この海虎翅はフカヒレのなかでも今一番貴重とされ値段も驚くほどに上がっているフカヒレです。最近ではフカヒレなどの仕入れが以前と比べると少しずつ難しくなっており、香港の羅総料理長も日本の福臨門の仕入れのために毎日業者さんと会ってくれていると聞きます。

日本ではなく中国へ売ったほうが高く買ってもらえると言われるのは同じ日本人として少し寂しい気持ちになりますが、羅総料理長が仕入れてくれたフカヒレを日本のお客様に美味しいといって召し上がっていただけるよう日本スタッフ一同頑張りましょう! そして皆さまぜひ一度”フカヒレの姿煮”というイメージを忘れて福臨門のフカヒレを召し上がってみてください。

 

 

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大紅袍

サントリーさんが毎年限定で販売している大紅袍のHP用の
撮影に福臨門も少しだけお手伝いさせて頂きました。

サントリーHP

愉しみかたというページの「大切な人との集いに」という
コンセプトで、桃饅頭、エッグタルト、マンゴープリンや
焼き菓子、月餅を作りました。

ぜひサントリーさんのHPで丸ビル点心チーフ作の
お菓子を見てみて下さい。

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フカヒレ到着

香港からの航空便でフカヒレが到着しました。
毎回10斤ずつの大きな袋に入れられ送られてきます。

日本の福臨門では現在6種類のフカヒレを使っており
それぞれ種類を確認し、乾燥の状態を確認した上で
1週間ほど待ってから重さを量り保管します。

乾燥状態とはいえさすがにサメだけあって
独特の臭いがぷぅ~んとします。

フカヒレ

せっかく、フカヒレのことを書いたので
先日北京店のメニューを手伝っているときに発見した
めずらしい、と言いますか日本のメニューにはない
私にとっても初なフカヒレ料理をご紹介。

フカヒレ フカヒレ
広東語名は「上湯豬肚鳳吞翅」

フカヒレ
フカヒレをめいっぱい詰めた鶏と、豚の胃袋を
上湯スープで一緒に食べます。

鶏を1羽丸ごと使った料理まではわかったんですが
料理名を見たときに、豚の胃袋をどう使うのかわかず
いろんな人に聞いてしまいました。
こういう事なんですね。

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11月ランチメニュー

11月のランチメニューをご紹介。

和牛挽き肉とコリアンダーのとろみスープ
今月の楽コースのスープは、和牛の挽き肉と
コリアンダーのとろみスープです。

海鮮炒飯  
炒飯は楽コースが海鮮炒飯、

和牛挽き肉とレタスの炒飯 もち米の炒飯
喜・福コースの炒飯は和牛挽き肉とレタスの炒飯
又は、もち米の炒飯からのチョイス。

豆苗と干し貝柱の蒸餃子 
おすすめ点心は、冬野菜の豆苗を使った
豆苗と干し貝柱の蒸餃子

大根餅のXO醤
そして、大根餅をXO醤で入煎り焼きにした
大根餅のXO醤風味

 

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南瓜

11月は冬の食材、かぼちゃを使った料理を紹介しています。

かぼちゃと鶏肉の土鍋煮込み
一品目は「かぼちゃと鶏肉の土鍋煮込み」

アクセントに豆豉(黒豆みそ)を使っており、かぼちゃの甘味と
黒豆みそのしょっぱさがとっても冬の味です。

白金豚とかぼちゃの七色炒め
「白金豚とかぼちゃの七色炒め」

見た目も鮮やかなかぼちゃの炒め料理です。
豚肉、ピーマン、パプリカ、黄ニラ、もやし、ザーサイなど
それぞれの味はもちろん、食材のもつ異なる食感も
楽しめます。

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